お知らせ・ブログ

品質とコストのバランスがいい家づくり

品質を落とすことなく
家のコストを圧縮する最良の方法が
面積を小さくすることですが、
とはいえ、家が小さくなれば
生活に何かと支障が出るんじゃないか
という不安が頭の中を襲ってくるため、
ただ単に聞いただけでは
どうしても拒否反応が出てしまうのが
ほとんどの方の本音だと思います。

ゆえ、今回はその誤解を解くべく
その具体的な手段について
お伝えしていきたいと思います。

いくつかの合わせ技によって
面積を縮めていくのですが、
なにも必ず全てを採用してくださいという話ではなく、
あくまでコストカットの手段を
知っておいてもらいたいだけなので、
その点を勘違いせず最後まで
お付き合いいただければ幸いです。

ちなみに巷では
35〜40坪ぐらいの大きさが
一般的な面積だと言われていますが、
この考え方を知ると、
30坪以上の家になることは
ほぼゼロに等しくなるかと思います。

おはようございます。
SIMPLE NOTE 岡山南スタジオの新内です。

まずお伝えしたいことが、
面積をカットするにあたって
基本中の基本となる考え方です。

おそらく多くの方が
逆のイメージをお持ちであるため
意外だと感じられるかもしれませんが、
これは面積をカットするための
一丁目一番地みたいなものだと
思っていただいて支障ないかと思います。

平屋にすること

なぜ平屋にすると面積がカット出来るのか?
これにはいくつかの理由があります。

1つ目が「階段」がなくなることです。
これは当たり前のことですが、
2階建ての家では階段が上下階合わせて2坪あるため、
まずはこれが必要なくなるというわけですね。

2つ目は「トイレ」が基本1つだけで良くなることです。
2階建てで部屋が全て2階にある場合は、
夜中にいちいち1階まで下りるのは面倒くさいため、
どうしても2階にも設置したくなりますからね。

3つ目が「廊下」をほぼゼロにしやすいことです。
これは平屋にしたら絶対になくなるのか
というと決してそうではなく、
もちろんなくなるような設計をしないといけないんですけどね。

ただ一つ言えるのは、
高断熱・高気密化している今の家は
冷暖房効果を最大化するためにも
極力廊下をゼロにした方が良いということです。

理由は、廊下はペアガラスの空気層と同じように、
廊下そのものが空気を遮断する
断熱材のような役割を果たしてしまうからですね。

4つ目が「たまにしか使わないような部屋」が
いらなくなることです。

理由は、2階建ての場合、
1階にはリビングとは別にもう1つ部屋がないと
子供が小さいうちは何かと不便だし、
老後のことを考えると
1階に部屋がないと困るような気がするのに対し、
平屋にすると、
寝室も子供部屋も収納も全てが1階にあるため、
そんな心配がなくなるからです。

親御さんが泊まりに来た時も、
まだ完全に使っていない子供部屋で寝てもらえばそれで済むし、
あるいは、たまにならリビングに布団を敷いて
寝てもらえばいいわけですしね。

以上の4点が平屋にすることによって
縮められる要素というわけですね。
もちろん、別段生活になんの支障もなく。

おそらくこれらを合わせると、
7坪前後は家を縮められるのではないでしょうか。

適度な広さが一番

そして、次なる選択肢としては「部屋の広さ」です。
例えば、寝室。
あなたはここに一体何を置く予定でしょうか?
ダブルベッドを2台?
それともシングルベッドとダブルベッド?
それともベッドは置かずマットレス?

寝室の広さは、
そこに置く予定のものの大きさに依存することになります。
ゆえ、何を置くのかを明確にすれば
自ずと適切な広さが見えてくるんですよね。

今は昔のようにドレッサーやタンスを部屋に置かないし、
テレビも置かないでしょうし(置いても薄型なので場所を取りませんよね)
隣接して巨大なウォークインクローゼットがあるでしょうから、
そもそも部屋に何も置かないでしょうしね。
その上、ただ寝るだけの部屋ですしね。

そして、部屋の広さに関しては子供部屋も然りです。
スマホが普及したこともあってか、
今の子供たちは部屋に篭りっきりにならず
寝る寸前までリビングで過ごすことが多いし、
広くつくればつくるほど部屋に荷物が増えやすい原因となるし、
なにより子供たちは、そのうち家から出ていって
それっきり帰ってこない可能性が高いですからね。

そんなわけで、
部屋の広さも大手ハウスメーカーのモデルハウスのように
余白だらけの贅沢スペースにする必要なんて
一切ないというわけですね。
もちろん、資金的にゆとりがあるなら
縮めていただく必要もない場所でもあるんですけどね。

いかがでしたか?
仮に全てを受け入れていただき
面積を最大限カットしたとしても、
別段支障が起こりそうな感じは
なかったのではないでしょうか?

というわけで、
前回の記事も含めて、
家づくりの大切な知識として
持っておいてもらえたらと思います。

家が小さくなれば、
その分、土地も小さく出来ますしね。

それでは・・・。

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