ブログ2023/02/21
家を建てるにあたって、
毎月の返済額を今の家賃を基準に
考えてしまいがちですが、
単純にそれだけで考えるべきではありません。
というのも、家を持つと固定資産税が必要になるし、
家のメンテ費用も定期的に必要になってくるからです。
つまり、家という資産を持てば、
これまでに要らなかったコストが
それなりに必要となってくるので、
単純に目先の返済額だけで考えてはいけない
ということですね。
おはようございます。
SIMPLE NOTE 岡山南スタジオ の新内です。
ゆえに、返済額を決める時には、
こういったコストも計算に入れた上で決めなければいけないし、
出来れば、このタイミングで
生命保険・医療保険・学資保険などの
保険を見直すことをオススメしています。
多くの方が、これらの保険に
入り過ぎている傾向があるし、
住宅ローン金利の中には、
もしもの時用の生命保険料も含まれていますしね。
かつ、貯蓄先も
銀行だけに限定するのではなく
「長期積立投資」という選択肢も前向きに
検討していただくことをオススメしています。
では、保険も見直さず、
家づくりにも多大な予算を突っ込んだ人と
保険も家づくりの費用も見直すことで、
5万円ものゆとり資金が生まれた人とで、
ローン返済が終わる35年後
一体どれくらいの差が生まれるか
簡単に試算してみましょう。
まず、全て家に突っ込んだ人ですが、
この場合、貯蓄額は0ですね。
驚異的に収入が上がらない限り
将来貧乏確定です。
では、この浮いた5万円を
銀行に貯金していった場合どうなるでしょうか?
この場合、普通、定期にかかわらず、
ほぼ無金利に近い状態なので、
単純に5万円×12ヶ月×35年=
2100万円(+毛が生えた程度の利息)
といったところでしょうか。
面白みは全くありませんが、
家づくりのコストを抑えた分、
確実に手元にお金が残っていっているので、
家に突っ込んだ人とは
それなりに大きな違いが生まれますよね?
では、このお金を35年に渡って
毎月コツコツと積立投資していった場合、
一体どうなるでしょうか?
この場合、毎年平均で2%ずつは
上がっていくであろう
投資信託にお金を預けていったとしたら、
35年後には預けたお金が、
2倍ぐらいまで増えることになります。
あるいは、もっといい利率で
お金が増えていくとしたら
3倍や4倍になることだって十分あり得ます。
そんなこんなで個人的には、
保険と家づくりの予算を見直すことで、
こういう選択をして欲しいと思っている次第です。
「iDeCo」や「つみたてNISA」
といった制度を利用すれば、
節税効果も期待出来るため
さらに手元に残るお金が増えるわけですからね。
というわけで、
これから家を建てようとお考えの方は、
こういったことも踏まえながら
家づくりの予算計画を立てていただき、
その上で家づくりにのぞんでいただけたらと思います。
自らも働きつつ、お金にも働いてもらう。
そしてそれを実現するために、
まずはその資金が捻出出来るような資金計画を立てる。
これから迎える厳しい時代を
豊かに生き抜いていくためには、
これがベストな家づくりではないでしょうか。
それでは・・・。