ブログ2021/06/01
弊社で建てさせていただいているお家の約7割が『平屋』なのですが、
その理由は、約7割のお施主様は、
平屋を建てるのに充分な土地の広さがあったから、
そして平屋には数多くのメリットがあるからです。
それゆえ、弊社では、まずは平屋を基本として
住まいのご提案をさせていただくようにしています。
おはようございます。
SIMPLE NOTE 岡山南スタジオ 新内です。
では、今回からは、
平屋の利点や魅力について、
1つ1つお伝いしていきたいと思います。
平屋の最大の魅力が、
そもそも構造が安定しているという点です。
家の重心が低くなる分、
地震が起こった時も振動の影響を受けにくいし、
それだけじゃなく、
台風や悪天候時の強風の影響も受けにくく、
かつ、重量車両通行時の振動の影響も受けにくいからです。
また、2階建ての場合、
2階から1階への荷重負担が大きい上に、
部屋数が多い2階は、1階に比べて柱も壁も多くなってしまうし、
多くの場合、南にベランダを突き出すことから、
上下左右のバランスがどうしても悪くなってしまいますが、
これらは、平屋にすれば解決することが出来ます。
上階もなければ、
ベランダをつくることもないからです。
これらの理由から、
平屋はそもそも構造が安定していると言えるわけですが、
この結果、『耐震等級3』を取る場合でも、間取りに制限が入りにくくなるため、
自由度の高い設計をすることが出来るようになります。
また、近年の地震の状況を鑑みてか、
耐震に加え、制震を標準化している住宅会社が多くなってきているのですが、
もちろん制震装置を設置するにも大きなコストがかかるため、
それはそれであなたの負担が増えてしまうことになりますが、
そもそも平屋にすれば、これを省くことも出来るようになります。
これらが、平屋の最大の魅力であり利点なのですが、
平屋を建てるにあたって、
1つ注意すべきコトがあります。
平屋にすれば、
パブリックスペースや水回りだけじゃなく、2階建ての場合、2階に配置される
プライベートスペースも全て1階に配置されますが、
単純に全ての部屋を明るくするために、
外に向かって大きな窓をたくさんつくってしまうと、
外から部屋の中が全て丸見えになってしまいます。
結果、必然的に、
ずっとカーテンが開けられない家になり、
薄暗く閉鎖的な家になってしまいます。
また、やみくもに窓を大きくしてしまうと、外から家の間取りも分かりやすくなるため、
防犯性が悪い家になってしまいます。
丸見えを少しでも防ごうとして、塀をつくったり目隠しをつくったり、
植栽を植えたりすれば、死角や隠れる場所が出来てしまうため
余計に防犯性が悪くなってしまうだけですしね。
それゆえ、
暮らしやすい平屋にするためには、
プライバシーと防犯に配慮した間取りづくりを、
心がけるようにしなければいけません。
つまり、周囲の環境を考慮した上で、
部屋の配置や窓のつくり方を決めなければいけないというわけですね。
もちろん、これは平屋に限ったことではなく、
2階建ての場合でも同じ、なんですけどね。
これが住みやすい平屋にするには、絶対的に欠かせない要素です。
では、次回は、
2つ目の平屋のメリットについてお伝えしていきたいと思うので、
次回も楽しみにしていてください!
それでは・・・。