ブログ2020/10/30
65歳以降の夫婦の最低生活費は、約22.5万円と言われています。
(“住居費”と“ゆとり費”を足すと約35万円必要だと言われています)
一方で、平均的な夫婦が受け取る年金は、22万円前後だと
言われているため、長寿化が進む今後は、とてもじゃないけど
年金だけでは暮らしていけなくなります。
それゆえ、老後への備えのために、
以下の2つのことを実行していかないといけません。
おはようございます。
SIMPLE NOTE 岡山南スタジオ 新内です。
まず1つ目が、“退職するまでに完済出来るように住宅ローンを組む”
ということです。
つまり、老後の住居費を0にするということですね。
となると、現実的な資金計画を組みつつ、その予算の範囲内で、
土地を買い、家を建てなければいけません。
例えば、希望エリアの土地価格が1000万円だとしても、
資金計画による土地予算が700万円だとしたら、
700万円で土地を探すべきだということですね。
また、家の予算が1700万円だとしたら、要望の取捨選択を行い、
その予算内で家を建てるべきだということです。
そして、もう1つが、“今からコツコツ貯蓄していく”ということです。
そして、そのためには、以下の2つが必要不可欠となります。
経済的側面で考えると、たとえ夫の収入が高いとしても、
専業主婦で居ることはオススメ出来ません。
日本は、収入が高くなればなるほど、所得税率が高くなるため、
手取り金額が収入に比例して増えるわけではないからです。
なので、一馬力で収入を増やすよりも、夫婦で家事や子育てを
協力するようにし、二馬力で収入を増やすことを、心がけて
いただければと思います。
その方が、手元にお金が残りやすいですからね。
二馬力で働けば、幾分家計にも余裕が生まれると思いますが、
ちょっとしんどいぐらいの額を貯蓄していくことも大切なことです。
そして、その余力を少しでも増やすためにも、家づくりは、
ご主人の収入だけでやっていけそうな範囲内で建てるべきです。
奥さんの収入までも合算して予算を組んでしまったら、
貯蓄する余力が減ってしまうだけじゃなく、
今回のコロナのような非常事態が起こった時に、
たちどころに家計が苦しくなってしまうからです。
で、その上で大切なことが、“お金は増えるところに預ける”
ということです。
例えば 、“個人型確定拠出年金(iDeCo)”を、あなたはご存知でしょうか?
iDeCoとは、公的年金の上乗せとして、
個人が積み立てていく私的年金なのですが、
これに積み立てた費用は全額所得控除の対象になります。
つまり、年末調整で所得税が還付されるということですね。
例えば、毎月20,000円を預けた場合、年間で
240,000円が積み立てられますが、
仮に、あなたの所得税率が10%だとしたら、
24,000円が年末調整で還付されます。
また、住民税の税率も約10%なので、
住民税も約24,000円安くなるということです。
なので、iDeCoには夫婦そろって加入すること、
そして、出来るだけ上限ギリギリの金額を
お掛けいただくことをオススメしています。
定期預金や不要な保険を見直してでも、です。
また、”iDeCo”に並行して“積み立てNISA”も
積極的に利用すべき制度です。
理由は、”iDeCo“にせよ”積み立てNISA”にせよ、
毎月コツコツ投資信託に積み立てし、
長期に渡って運用していくのですが、
いずれも、運用によって増えた利益に対して、
税金がかからないからです。
(銀行の利息もそうですが、通常約20%もの税金がかかります)
それゆえ、銀行や保険にお金を預けるよりも、
“iDeCo”と並行して“積み立てNISA”に
お金を預けることをオススメしているというわけですね。
ということで、
少し勉強は必要になるかもしれませんが、
より多くの資産をつくっていくために、
そして、いつまでもゆとりある暮らしをし続けていくために、
家づくりにせよ、お金の貯め方にせよ、
これまでの固定概念に縛られないように
していただければと思います。
それでは・・・。