ブログ2020/08/11
“SMBCコンシューマーファイナンスは6日、
30〜40代の金銭感覚に関する調査結果を発表した。
「現在の貯蓄額がゼロ」と答えた人が
前年比6ポイント増の23.1%になり、
平均貯蓄額も同52万円減の195万円に低下。
同社は「景気回復が働き盛りの賃金上昇につながっていない」
と分析している。
貯蓄額の平均は30代が前年比4万円減の194万円なのに対し、
40代は同120万円減の196万円だった。”
先日、新聞にこのような記事が掲載されていたのですが、
30代・40代の「平均貯蓄額約200万円」という数字は、
かなりリアルな数字ではないでしょうか?
夫婦そろって頑張って働いているものの、
なかなか思うようにお金が貯まっていかない・・・
いやむしろ、貯まるどころか、
少しずつ貯蓄を切り崩さざるを得なくなっている・・・
という現実に直面している方が、
けっこういらっしゃるはずですからね。
なんせ、所得がなかなか増えていかない一方で、
税や社会保険は徐々に上がっているし、
子どもたちにかかる費用も年々増えていっている・・・
という状況に直面しているわけですからね。
こんにちは。
SIMPLE NOTE 岡山南スタジオ 新内です。
ということで、今回は、平均的な貯蓄額200万円のご夫婦(30代)が、
そろそろ家を建てたいなーと思った場合、一体どのように家づくりを
すべきなのか?について、一緒に考えていきたいと思います。
では、ご主人の税込年収を400万円、奥さんの税込年収を100万円、
合わせて年収500万円のご家族だと仮定して考えていってみます。
まず、貯蓄額が200万円のご家族の場合、
頭金(自己資金)として入れられるお金は、
0円もしくは、多くて50万円程度ではないでしょうか?
もしもの時のための費用として、ご主人の手取金額の半年分ぐらいの貯蓄は
キープしておきたいところですからね。
となると、家づくりにかかるほぼ全ての費用を、
銀行から借入れすることによって
まかなわなければいけないということになります。
そして、このご家族の場合、理想的な借入額としては2500万円までであり、
よく頑張ったとして2800万円が上限だと思います。
返済金額になおしてみれば、
金利1%の全期間固定の住宅ローンを35年返済で組んだ場合、
2500万円で毎月の返済が7万円ぐらいであり、
2800万円で8万円ぐらいということですね。
しかし、現実は、家づくりにもっと多くの予算をかけている方が、
数多くいらっしゃるのではないでしょうか?
また、そうしようとしているのではないでしょうか?
例えば、土地代に1000万円かかり、
家代に2000万円かかり、庭代に200万円かかり、
諸経費に300万円かかるとしたら、この場合の総予算は3500万円ですが、
みんなと同じように新しく販売された分譲地を購入し、
みんなと同じような4LDKの2階建ての家を建て、
みんなと同じような庭をつくれば、
普通にこれくらいの予算がかかってしまいます。
そして、3500万円を全額借りるとなれば、
毎月の返済は10万円という金額になります。
もし、現在あなたが払っている家賃が7万円だとしたら、
これはかなりしんどい金額ではないでしょうか?
この出費の増加に伴って、手取りが3万円増えれば、
まだいいかもしれませんが、単純に出費が増えるとなれば、
貯蓄に回す余裕がさらになくなるどころか、
今の貯蓄まで食い潰していくことになりますからね。
そして、ずっと不安を抱えたまま暮らすことになり、
心にゆとりがなくなってしまうし、
それが結果的に、夫婦関係がギクシャクしていってしまう
原因となってしまいます。
これでは、何のために家を建てたのやら・・・
ということになってしまいますよね?
ということで、家づくりをする時は、貯蓄出来る余力を残しながら、
無理のない予算でしていただければと思います。
そして、そのためには、予算を抑えながら家を建てないといけないので、
次回はその具体的な方法についてお伝えしていきたいと思います。
それでは・・・。