ブログ2020/02/21
金利は安ければ安いほど、支払利息が少なくなります。
それゆえ、より多くの資金を
銀行から借入れしなければいけない方ほど
本来は、金利が安い商品を選ぶべきです。
しかし、より多くの資金を
銀行から借入れしなければいけない方というのは、
それほど多く自己資金を準備することが出来ず、
かつ土地購入も同時に行わなければいけない状況であるため、
目先の金利の安さに重点を置いて住宅ローンを選ぶのではなく、
リスクが最も少ない商品を選ぶようにすべきです。
こんにちは。
SIMPLE NOTE 岡山南スタジオ 新内です。
つまり、銀行から借入れする金額が大きい方ほど、
少々金利が高く返済負担が上がってしまうとしても、
返済金額がずっと変わらない全期間固定型の
住宅ローンを選んだ方がベターであるというわけですね。
金利上昇リスクを回避しておいた方がいいからです。
これまで貯金癖がついてなかった方が、
家を建てたことをキッカケとして
急にお金が貯められるようになるわけではないし、
そんな中、先が読めない不安定な返済計画を立ててしまったら、
破綻するリスクだけが高くなってしまいますからね。
また、現在は変動型商品と全期間固定型商品の
金利差がそれほどないということも、
全期間固定をオススメさせていただく
大きな理由でもあります。
とはいえ、取扱う銀行によって貸出条件も違うし、
選ぶ商品を間違えてしまうと、
後から取り返しがつかなくなってしまうことも
あり得る話なので、ここからは、
この全期間固定型商品の注意点について
お伝えしていきたいと思います。
まず1つ目の注意点が、
変動型商品には必要がない余分な手数料が
初期費用としてかかってくるということです。
この費用も、銀行によって違ってくるので、
金額は一概には言えないのですが、
一般的には、借入額の2%が必要となります。
2500万円借入れするとしたら50万円ですね。
となると、土地や家に使える予算が、
その分だけ減ってしまうということになります。
それゆえ、このような手数料が掛かることも
資金計画に組み込んでおく必要があります。
例えば、○○銀行であれば、
全期間固定型商品の金利は○.○%で設定されており、
これに保証料○.○%が上乗せになってくるので、
貸出金利は○.○%ということになります。
これに対し、住宅金融支援機構のフラット35は、
住宅金融支援機構が定める家の基準さえ満たせば、
最初の10年間の金利は○.○○%であり、
11年目以降の金利は○.○○%となっており、
○○銀行よりも、より安い金利で借りることが出来、
その分返済金額を抑えることが出来ます。
このように、銀行によって貸出条件が違うので、
比較検討しつつ選ぶ必要があります。
そして、最も怖い失敗は、
住宅ローンを借り過ぎてしまうことです。
とりわけ、フラット35という住宅ローンは、
銀行が貸してくれる金額よりも
遥かに多くの金額を貸してくれるため、
身の丈以上のローンを組んでしまいやすい商品でもあります。
一般的に、銀行では、
年収400万円の方が貸してもらえる金額は、
2000万円〜2200万円ぐらいですが、
これがフラット35になると、
3800万円もの金額を最大で貸してくれるようになります。
また、夫婦の収入合算をして
借入れされる方も数多くいらっしゃいますが、
合算して収入が600万円になった場合、
銀行が貸してくれる金額は、
3000万円前後になるのに対し、
フラット35では、5800万円もの金額を
最大で貸してくれるようになります。
しかし、その状況に甘えて、
身の丈以上の多くの金額を借りてしまったとしたら、
間違いなく建てた後に、
そのしわ寄せがやってくることになります・・・
それゆえ、借りていい金額と貸してくれる金額を、
資金計画によって身極めなければいけないのですよね。
いかがですか?
これらが全期間固定型商品を選ぶ際に、
注意しておくべきポイントです。
ということで、予算設定と住宅ローン選びは、
家づくりで非常に大切なことなので、
家のことや土地のことばかりに気を取られずに、
しっかりと現実を見つめながら
考えるようにしてください。
それでは・・・。