ブログ2020/01/07
多くの方が、キッチン、お風呂,トイレといった
水回り商品を選ばれる時、
デザインやカラーなどはもちろんのこと、
それと同等に掃除のしやすさを重要視されます。
そして、もちろん水回りメーカーも、
商品説明の際には、掃除のしやすさについて、
かなり力を入れて説明しています。
それぐらい、家づくりをする時には、
誰もが掃除や手入れのしやすさを意識しているわけですが、
とはいえ、水回り以外については、
掃除の手間が余分にかかることを、
知らず知らずの間にやってしまうのですよね・・・
こんにちは。
SIMPLE NOTE 岡山南スタジオ 新内です。
掃除をする上で、
一番やっかいなのが『ホコリ』ですが、
実は、意識していなければ、
知らず知らずの間に、
ホコリが溜まる場所をたくさんつくってしまいます。
例えば、幅木と呼ばれる床と壁との境目に設置する部材は、
家全体で200m以上あるのですが、
この幅木の上のホコリをとるのはホントに大変な作業です・・・
また、2mの高さで設置された室内ドアには、
必ずドア枠が設置されるのですが、
もちろん、その枠の上にもホコリが溜まります。
そして、窓の周りに窓枠を設置した場合も、
ドア枠同様にホコリが溜まりますし、
さらに、その窓にカーテンレールを設置するとなると、
その上にもホコリが溜まることになります。
また、壁をくり抜いてつくる
『ニッチ』と呼ばれる飾り棚にも、
もちろんホコリが溜まるわけなのですが、
飾り棚は、いちいちモノを除けながら
掃除しないといけないので、
余計に掃除に手間がかかってしまうことになります。
こういった場所全てに溜まったホコリは、
こまめに掃除して取っていかないと、
湿気と共にその場所で固まってしまい、
掃除してもとれなくなってしまいます。
そしてカビやダニの発生の原因になってしまいます。
そして、そう考えると、
多くの方が当たり前のようにつくる、
キッチン前のカウンターの上は
非常に危険な場所となります。
というのも、このカウンターの上は、
モノを置くのに丁度いい高さであるがゆえに、
請求書やら、薬やら、爪切りといった、
書類や細かいモノをたくさん置いてしまうからです。
そして、シンクから飛び散った水や、
コンロから飛び散った油などが、
そういったモノやホコリに付着し固まり、
非常に汚い不衛生なキッチンになってしまうというわけです・・・
このように部材を多く使えば、
その分掃除の手間が増えてしまうのが、
家づくりで見落としがちな事実です。
そして、これらの部材にも、
全てお金がかかっているということもまた、
決して見落としてはならない事実です。
例えば、飾り棚を1つつくるためには、
そこに使う棚板に費用がかかるだけじゃなく、
大工さんにその棚を設置してもらう費用も、
同時に必要になってきます。
また、格子入りのガラスドアは、
デザイン性は高いかもしれませんが、
格子の上にたくさんホコリが溜まる上に、
ドアの値段も高いため、
設置するドアの本数まで考慮して間取りを考えないと、
掃除の手間とコストが余分にかかる家になってしまいます。
さらに、カーテンやカーテンレールを設置することが、
家づくりの当たり前になっていますが、
それを当たり前にしてしまうと、
その分、掃除をする場所が増えるだけじゃなく、
コストも30万円〜50万円ぐらい
余分にかかってくることになります。
このように、家づくりでは、
知らず知らずの間に掃除の手間が余計にかかるモノを、
選択してしまう方・・いや選択させられてしまう方が、
数多くいらっしゃいます。
しかも、その部材に余分なお金を払ってまで、です。
ですから、
こういった部材はなくても問題がないということ、
いや、むしろない方がコストも下がれば、
掃除の手間もカット出来るため一石二鳥である
ということを頭に入れながら、
家づくりをしていただければと思います。
それでは・・・。