ブログ2019/11/22
こんにちは。
SIMPLE NOTE 岡山南スタジオ 新内です。
弊社では、建てさせていただいている家のほぼ全てが、
1階に子供部屋が存在するのですが、
その理由は、そうする方が、
デメリットに比べて遥かにメリットが多いからです。
子供部屋を1階につくった場合、
子供たちが思春期になった時、
子供たちのプライバシーを確保してやりにくくなります。
また、子供部屋が、
リビングダイニングに接している場合、
音が気になる方もいらっしゃいます。
一般的には、子供たちの方が先に寝るので、
夜リビングでテレビが見にくくなってしまうのではないか?
という感じですね。
まず、1つ目のメリットは、
リビングが散らかりにくくなることです。
というのも、リビングダイニングに散乱する荷物のほとんどは、
子供たちのモノだからです。
2階に子供部屋をつくった場合、
子供たちは自分の部屋にいつも使うモノを持って行きません。
いちいち階段を上り下りするのが面倒臭いからです。
結果、パジャマ、学校道具、塾道具、おもちゃ、制服といった、
常時使うものは間違いなくリビングダイニングに
置きっぱなしになります。
そして、リビングダイニングが雑然とした状態になります。
また、キレイに片付かないどころか、
モノにあふれたリビンダイニングは、
掃除さえもしにくくなってしまいます。
その点、子供部屋が1階にあると、
それらの荷物を自分の部屋に持って行きやすくなります。
結果、リビングダイニングはスッキリ保ちやすくなるし、
モノがないため、掃除もしやすくなります。
小さな子供は、散らかすことが仕事のようなものです。
あなたが、どれだけ片付けても、
すぐにまたどんどん散らかしていってくれます。
それがリビングダイニングなら、
毎日根気よく片付けをし続けないといけませんが、
それがリビングダイニングではなく、
子供部屋であるならば、
いちいち子供たちが散らかしたおもちゃを、
片付ける必要がありません。
つまり、子供部屋が1階にあれば、
そこは子供たちが小さいうちは、
子供のモノの収納となり、
また、子供たちだけのリビングとして使える空間となるわけです。
親御さんがいつでも泊まれるように、
和室をつくりたいとおっしゃる方がいます。
しかし、和室をつくれば、
それだけで200万円前後のお金が掛かることになります。
その点、子供部屋を1階につくると、
和室をつくる必要がなくなります。
子供部屋は、子供が小さいうちは、
寝室として使ってないからです。
つまり、親御さんが泊まりに来たら、
子供部屋で寝てもらえばいいため、
そのためだけに和室をつくる必要がなくなるというわけです。
親御さんが泊まるのは子供たちが小さいうちだけですからね。
ママ友が子供を連れて家に遊びに来た時、
子供部屋が2階の場合、
子供たちのことが気になって、
ゆったりくつろげないのではないでしょうか?
その点、子供部屋が1階にあれば、
ダイニングでママ友とおしゃべりしながら、
隣の部屋で遊んでいる子供たちを見ていられるので、
安心しておしゃべりを楽しむことが出来るようになります。
また、子供たちも、
お母さんの気配を感じながら遊べるので、
安心して遊べるようにもなりますよね?
家を建てる時は、まだまだ健康だし、
身体が悪くなることなんて想像出来ないため、
どうしても今のことだけを考えて家を建ててしまいます。
しかし、誰もが同じように歳をとるし、
もしかしたら、将来膝や腰が悪くなってしまうかもしれません。
そして、膝や腰が悪くなれば、
2階の部屋は一切使わなくなってしまいます。
それゆえ、出来るだけ
2階は少なくすることが望ましいのですが、
仮に1階に子供部屋をつくっておけば、
その部屋を将来自分たちの寝室として使えるようになります。
やがて、子供たちは家を出て行き、
夫婦だけになる可能性が高いからです。
もし、将来1階に部屋が不足すれば、
増築せざるを得なくなってしまいます。
そして、そのために
500万円以上もの出費が必要となってしまいます。
あるいは、その費用が捻出出来ないのであれば、
狭くて、不便で、使いにくい家で、
体にむちを打ちながら住み続けないといけなくなってしまいます。
いかがですか?
多くの方が、人数が最大の時のことを中心に考えて
間取りを考えてしまうため、
面積もコストも大きくなってしまいますが、
将来は夫婦2人だけになる可能性が高いため、
実際は、それを視野に入れつつ間取を考えるようにすべきです。
結果的に、それがコストカットにもつながるわけですし、
掃除や管理の手間のカットにもつながるわけですからね。
ですから、将来、金銭的にも時間的にも
より豊かなセカンドライフを実現するためにも、
子供部屋のつくり方について、
今一度夫婦でしっかり話し合っていただければと思います。
それでは・・・。