ブログ2019/04/05
土地購入からの家づくりにおいて、
家づくりの予算を抑えるためには、
いかに土地取得費用を抑えるのか?ということが、
かなり重要なポイントとなってきます。
しかしながら、自分たちだけで土地を探したり、
あるいは不動産屋さんに土地探しを依頼してしまうと、
土地取得費用を抑えることが、
極めて難しくなってしまいます。
というのも、土地というものは、
たとえ形がきれいだとしても、
家が建っていなければ狭く感じてしまうものですし、
ましてや、細長かったり、形が悪い土地などは、
そもそも家が建つイメージすら湧かないため、
どうしても形が良くて、かつ広い土地を探してしまおうとするからです。
ですから、家づくりでは
土地探しの段階から住宅会社に協力してもらうようにすべきですし、
そうすることが、家づくりに掛けるコストを最大限に抑えるためには、
間違いなく必要不可欠な要素でもあります。
こんにちは。
SIMPLE NOTE 岡山南スタジオ 新内です。
土地取得費用を抑えようと思えば、
・土地価格が安いエリアで土地を探す
・小さい面積の土地を探す
・形が悪い土地を探す
・一見、日当たりに難がありそうな土地を探す
こういった条件の土地を探すしか方法がありません。
基本的に、土地に掘り出し物はありませんからね・・・。
しかし、価格が安いエリアで土地を探すことはともかくとして、
あとの3つは、家が建ちそうなイメージが湧かなかったり、
日当たりが悪くなり、暗くてジメジメした家になりそうな予感がするため、
とてもじゃないけど選ぶ気にはなれないものだと思います。
それゆえ、もっと広くて、
形が良くて、道路も広くて、日当たりと環境が良さそうな、
キレイに造成された新規分譲地に惹かれていってしまい、
高いお金を出して、そのエリアで最も高く設定してある
不動産屋さんの言いなり価格で土地を購入してしまいます。
泣く泣く妥協だらけの家にせざるを得なくなり、
その土地の良さを全て殺してしまった残念な家を建ててしまいます・・・。
また、庭にも予算がとれず、
中途半端な庭をつくってしまうことになります・・・。
では、先程ご紹介した3つの条件の土地は、
予想通り暗くてジメジメした家になってしまうのでしょうか?
はたまた狭すぎて思ったような家が建たないのでしょうか?
もちろん、そんなことは全くありません。
家が建っていない土地は、
一見狭そうに感じてしまいますが、
いざ設計してみると想像を遥かに上回る家を建てることが出来ます。
また、形が悪い土地も、
その土地に合わせて設計してみると、
形が良い土地よりも土地全体を無駄なく活かすことが出来たりしますし、
プライバシーが確保しやすかったりするのも、
形が悪い土地の大きな特徴であったりします。
さらに、日当たりが悪そうな土地も、
前評判どおり家の中が暗くてジメジメしてしまうのかというと、
実際は全くそのようなこともありません。
もちろん、家の中を1日中明るく保つためには、
ありきたりの間取りでは実現不可能ですし、
風通しのいい家にすることが、
ジメジメ感を防ぐためには欠かせない要素なのですが、
風通しの良さも、そもそも窓が開けられる家にしなければ
絶対に実現出来ないため、
これまた、ありきたりの間取りでは
プライバシー性が全く確保出来ないため実現不可能です。
(カーテンを閉めっぱなしにしてしまうためです)
ですが自由設計の良さは、たとえどれだけ条件が悪かろうとも
その土地で最も暮らしやすい住まいを創ることが出来るところです。
そして、それを提案出来るのは
唯一住宅会社だけというわけなのですよね。
いわゆる良い土地と言われている土地さえ買えれば、
明るくて風通しが良くて、
住み心地が良い家が建てられるわけではないという現実が存在します。
現に、そのような土地を買って家を建てた多くの方が、
収納不足に困りリビングがいつも散らかり、
窓が開けられず家の中がジメジメし、
せっかくの日当たりをカーテンやシャッターで塞いでしまい、
朝から照明をつけながら過ごしています。
また子供部屋も一切使っていなかったりします。
これが本当に住み心地の良い家でしょうか?
そんな家で、金銭的にも気持的にも一切ゆとりがない日々を、
35年間ずっと過ごすことが、本当に幸せなのでしょうか?
家を持つことはオススメしますが、
可能な限り予算を抑えることも同時にオススメします、
そして、そのためには土地予算を可能な限り圧縮してください!
これが、建てた後も笑顔で暮らしていくためには、
必要不可欠な要素ですから・・・。
それでは・・・。