ブログ2019/02/19
『30坪ぐらいの広さを考えているのですけど、どれくらいの価格で建てられますか?』
このようなご質問をちょくちょくいただきますが、この質問には実は非常に答えにくいものです。
というのも、どのような建て方をするのかによって同じ30坪でも価格が全く異なってくるからです。
おはようございます。
SIMPLE NOTE 岡山南スタジオ 新内です。
例えば、30坪という広さを平屋で建てるとしたら、弊社の標準仕様であれば、消費税まで含めると、1900万円ぐらいの価格になるのですが、1・2階とも15坪ずつの総二階建て住宅で建てるとしたら、消費税まで含めても1600万円ぐらいで建てることが出来ます。
つまり、同じ30坪でも、家の建て方によって、これだけの価格差が生まれることになるというわけです。
(もちろん同じ材料を使ったとしてです)
また、同じ2階建てでも、1階の面積が大きく、2階の面積が小さい家と、先程の1・2階の面積が同じである総二階建て住宅とでは大きく価格が異なってくるわけで、仮に、1階が22坪で、2階が8坪の家を建てるとしたら、先程の平屋と同じぐらい(約1900万円)の価格になってしまうので、価格については安易にお答えしにくかったりします。
ですから、まずは資金計画を行なうことで家に費やすことが出来る適正な予算を算出し、そして同時に、どのような住まいを望まれているのか?をお聞きしつつ、その予算の中でどのような間取りにしていくのか?を考えるようにしています。
弊社の住まいに対する考え方はズバリ「予算&暮らしやすさ > 広さ&豪華さ」です!
先程の例で言うならば、資金計画の結果、もしあなたが家に費やせる予算が1600円だとしたら、弊社では30坪の総二階建て住宅を提案するのでもなく、(この場合、1階が狭く収納も少なくなってしまい、リビングがいつも散らかっていて暮らしにくい家になりやすいからです)また予算を300万円もつり上げていただいて、30坪の平屋を提案するのでもありません。
(出来る限り家には予算を費やしすぎない方がいいですよね?)
弊社がご提案するのは、この予算中で、あなたが最も暮らしやすい住まいです。
となると、1600万円という予算の場合であれば、その予算の中で建てることが出来る平屋になり、おそらくその面積は24〜25坪ぐらいになると思います。
(敷地によっては無理な場合もあるので絶対ではありませんが)
『えっ!?24〜25坪って狭くない???』
間違いなく、ほぼ全ての方がこのようにお感じになるでしょう。
しかしながら、実際のところは、24〜25坪の住まいは、決して想像通りの狭い家ではありません。
24〜25坪あれば、まず玄関に2帖の土間収納をつくることが出来ます。
そして、このぐらいの広さの土間収納があれば、靴や冬の上着だけじゃなく、自転車や趣味のものだって片付けておくことが出来ます。
また、LDKも16帖とゆったりしており、対面キッチンで4人掛けのダイニングテーブルが置けて、3人掛けのソファーも置くことが出来ます。
しかもキッチンの裏には、4帖もあるたっぷりとしたパントリー&納戸をつくることも出来ます。
さらに、洗面と脱衣室を別々に分けることも出来るので、脱衣室には、洗剤類だけじゃなく、ランドリーボックスやハンガーも置ければ、フェイスタオルやバスタオルだって全部収納しておくことが出来ます。
寝室にも3帖ものたっぷりとしたウォークインクローゼットをつくることも出来るので、収納に困ることはまずないでしょう。
子供部屋だって、しっかり2室確保することが出来ます。
しかも、子供部屋が1階にあれば、自分たちのおもちゃや絵本といった荷物を自分の部屋に片付けておくことが出来るので、掃除や片付けの手間を、2階建て住宅に比べると、大幅にカットすることだって出来ます。
こんな住まいを実現することが出来るのですよね。
24〜25坪という広さがあれば。
とはいえ、あくまでこれは1600万円という予算に焦点を絞った一例であり、あなたにとってベストな予算は、資金計画をしてみないと正確には分かりませんし、どのような住まいをご提案するのかということも、その予算次第で全く違ってくるものです。
(もちろん敷地の広さや形状にも左右されますが)
しかしながら、1つ確実に言えることは、無駄に広い家や無駄に豪華な家をご提案しないようにすることで、必要最小限の予算で、最も暮らしやすい住まいづくりを行なうということです。
これから先、子供たちの教育資金だて想像以上にかかることになります。
また、先行きな不透明な社会であるがゆえに、老後資金だってしっかり準備していかないといけません。
しかし、かといって欲しいものが全く買えない、旅行にも行けない、自由にお金が使えないでは、ストレスばかりが溜まっていき、楽しい暮らしを送ることが出来なくなってしまいます。
そんなことにならないように、よく考えて正しい判断のも、家づくりを行うようにしていただければと思います。
それでは・・・。