ブログ2019/02/05
無垢の床のメリットとデメリット
『無垢の床には憧れるけど、傷がつきやすいって聞いたので普通のフローリングの方がいいかな?と思っているんです・・・』という話を度々耳にします。
つまり、多くの方が、『無垢の床=傷がつきやすい』『フローリング=傷がつきにくい』と思っているということなのですが、たとえフローリングといえど、モノを落とせば凹むものですし、普通に生活していれば、傷だって当たり前のようにはいるものです。
おはようございます。
SIMPLE NOTE 岡山南スタジオ 新内です。
また、フローリングの多くが、表面にシートを貼ってあるものなので、もし何かを落として凹んだ場合、表面とは全く違う素材が顔を出すことになり、やたらとそこだけ目立ってしまうことになりますし、また傷がはいった場合も、その傷は余計目立ってしまうことになります。
とはいえ、じゃあ無垢の床の方が絶対に良いのか?と言われれば、無垢の床にももちろんデメリットは存在するので、必ずしも良いとは言い切れなかったりします。
ですから、今回は無垢の床のメリットとデメリットについて簡単にお伝えさせていただければと思います。
無垢の床のデメリット
→木によって価格が大きく異なる
弊社が標準にしているパインだったり、杉やヒノキなどは比較的安価で手に入り、フローリングとほぼ同じぐらいのコストなのですが、オーク(ナラ)を選べば、パインの2倍近い価格になりますし、ウォルナットを選べば、パインの3倍近い価格になります。
このように、選ぶ木によって価格にバラツキがあり、しかもその価格差が大きかったりするのが無垢の床の特徴です。
→隙間が出来たり、反ったりする
材料のグレードや木の種類によって多少異なりますが、夏の湿気が多い時期には膨張し、冬の乾燥した時期には収縮するのが無垢の床です。
そして、収縮すれば隙間が生じ、そこにホコリなどが溜まるし、膨張すれば木と木のジョイント部分が盛り上がり少し反ってきてしまうことになります。
→凹みや傷がつきやすい
これも木の種類によって異なってくるのですが、パインや杉やヒノキといった柔らかい木は、凹みや傷がつきやすいでしょうし、逆にオークやウォルナットといった硬い木は、フローリング同様に凹みや傷がつきにくいでしょう。
しかし、傷がついても分かりにくいし、凹んだりしても水を染み込ませれば元通りとまでは言わなくても、ある程度修復させることが出来るというメリットも同時に持ち合わせているのが無垢の床です。
無垢の床のメリット
→足触りがよく、足腰への負担が少ない
パインや杉やヒノキといった柔らかい木はフローリングに比べて足触りがよく、足腰への負担も少なくなります。
小さなお子さんや赤ちゃんがいらっしゃる方や、床でゴロゴロと寝そべりたい方には、うってつけの床材だと思います。
→色があせないし、表面がはがれてくることがない
太陽の光をたくさん浴びたとしても、フローリングのようにそこだけが変色するようなことがありませんし、フローリングのように表面シートがビローンとはがれてくるなんてこともありません。
ですから、見た目が悪くなるようなことがないので、一生床を貼り替える必要がありませんし、ほぼメンテナンスをする必要もありません。
→夏場、床がベタベタすることがない
湿気の多い夏場、フローリングは床がベタベタしてしまい、とっても足元が不快になりますが、無垢の床なら床がベタベタすることがありません。
→足元が暖かい
無垢の木は空気を含んでいるので熱を通しにくいという特徴をもっており、そのおかげで足元が暖かく感じられます。
といっても、あくまでフローリングに比べてなので、無垢の床を敷いているだけで、暖房がいらないほど暖かいというわけではありません。
ですが、寒い冬でも室温さえ、それなりに暖かく保っていれば、スリッパなしでも過ごすことが出来るのも無垢の床の良いところです。
こんなところでしょうか?
後は、個人的には無垢の床を貼った方が圧倒的にお洒落だと思うので、もしここで挙げさせていただいたデメリットが我慢出来そうならば、ぜひぜひ無垢の床を採用していただければと思います。
それでは・・・。
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