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ブログ2019/01/15

プランや外観はどのように出来上がるのか?

プランは、敷地の形、広さ、接道状況といった土地そのものが持つ特徴や、周辺環境や、あなたがお持ちになる要望から出来上がり、出来上がったプランと周辺環境から家の外観が出来上がってくるものです。

例えば、以前に手がけたあるお家は、敷地の東と南の2方向が道路に接している日当たりが良くて最も人気がある東南角地に建っており、もちろん、この土地で最も暮らしやすくなるようにプランを考え、そして環境を加味した上で、外観が出来上がったわけですが、こういった土地は、よく考えて設計しないと、逆にとても住みにくい家を創り出してしまいます。

おはようございます。
SIMPLE NOTE 岡山南スタジオ 新内です。

まず、この家が建っている土地は、敷地の南が道路であるものの、道路を挟んだ正面には隣のお家の玄関があり、また、分譲地の入口に建っているため、奥に建っているお家の方たちが、その南の道路を使って出入りすることになります。

さらに、道路が東にも接しているのですが、この東の道路も、幼稚園や小学校が近くにあるため、平日は、車や自転車や人がたくさん行き交います。

となると、東南角地が持つ最大のメリットである日当たりの良さを最大限に活かそうとした場合、外から丸見えになってしまうというデメリットを被ることになってしまいますし、同時に、窓の位置や形を見ただけで、間取りが一目瞭然で分かってしまうようになるため、あまり防犯がいい家ではなくなってしまいます。

また、日当たりの良い南や東にベランダをつくってしまった場合、洗濯物が近所の人だけじゃなく、全く見知らぬ人たちからも丸見えになってしまうことになるため、せっかくお洒落につくった外観も、それだけで生活感が溢れることになり台無しになってしまいます。

ですからこの家では、こういったデメリットを全て防ぐことが出来るような工夫をいくつか凝らしています。
もちろん、明るさと開放感を120%確保しながらです。

明るくて開放的な家にしようと思うと、日当たりが良さそうな土地を購入し、さらに日当たりが良さそうな方向に、大きな窓をたくさんつくってしまいます。

しかし、そのような設計にしてしまうと、先程もご説明させていただいたようにプライバシーが低くなる上、間取りが丸わかりになってしまうため、防犯性まで悪くなってしまいます。
そして、その上デザイン性まで悪くなってしまいます。

他方、プライバシーを重視しようとして、ただ単に窓を小さくしたり、数を減らしたり、また、防犯性を重視しようとして、ただ単に、窓の位置や形を変えただけでも、明るさや開放感を失ってしまうことになりますし、小手先の工夫だけでは、決してデザイン性の高い家にはなりません。

この家は、外から見ると窓が少なく、一見、家の中がとても暗そうに感じます。
ですが、足を踏み入れた瞬間、外と中のギャップに、その驚異的な明るさに、お施主様も驚いていました。

また、外から見ても、家の中の間取りがどのようになっているのか全く想像がつかないと思いますが、その動線と使い勝手と住み心地の、半端なく良さそうな感覚に誰もが驚くことでしょう。

そしてその秘密は、間取りプランのつくり方はもちろんのこと、窓1つ1つにしっかり意味を持たせていることにあります。
つまり、全ての窓が、その役割をしっかり果たしていることにあります。

もし、あなたが、本当に住み心地が良くて、使い勝手が良くて、動線がいい住まいを手に入れたいとお考えであれば、一度弊社にご相談いただければと思います。

それでは・・・。

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