ブログ2019/01/08
住宅ローン選びは、家づくりにおいて最も大切なことの中の1つです。
例えば、地方銀行が取扱う住宅ローン商品は、『一定期間固定タイプ』と『全期間固定タイプ』の2つに分かれるのですが、このいずれを選ぶのかによって、あなたの暮らしは大きく違ってくるかもしれませんし、この2つの商品も、銀行ごとに貸出条件が異なっているので、どの銀行で、どの商品を選ぶかによっても、初期費用や支払い総額が全く違ってくることになります。
また、審査条件も銀行によって違ってくるものなので、住宅ローンの申込先を間違えてしまい、不運にも審査で落とされてしまった・・・なんてことも、よくある話だったりします。
おはようございます。
SIMPLE NOTE 岡山南スタジオ 新内です。
ですから、家づくりではまず資金計画を行ない、そして資金計画においては、ただ単に総予算と個別予算を具体的に割り出すだけじゃなく、あなたにとって最もふさわしい住宅ローン選びまで行なうようにしなければいけません。
そして、もしあなたが自分自身の個人情報に少しでも不安があるならば、選んだ住宅ローンの“事前審査”をすることで、その不安を払拭することをオススメします。
事前審査とは、本審査は時間がかかることから(約2週間かかります)、結果的に融資不可となった時に、もう一度最初から金融機関を探す負担を解消するために出来た制度で、早ければ1日で、遅くとも3日ほどで結果が分かる審査です。
そして、ほぼ全ての銀行が採用している制度であり、一般的には、事前審査が通れば本審査も概ね通ると言われています。
事前審査を申し込む時、銀行は、あなたの個人情報を与信判断に利用するために、“個人信用情報機関の利用に関する同意書”を求めるのですが、これをもとにして、銀行は個人信用情報期間に照会し、あなたの過去の延滞歴、破産、不渡り等の情報や現在利用している他のローンやクレジットカード等の取引情報を確認します。
ローンがあれば審査には通らないのか?と、多くの方が考えてしまいがちですが、実際のところは、必ずしもそうというわけではありません。
確かに、ローンの金額が多かったり、ローンの本数が多かったりすると、審査側の心証は決していいものではないのですけどね。
しかし、それだけで審査に通らないか?というと、全ての銀行がそうというわけではなく、遅れることなく、期日通りにしっかり支払っていれば全く問題なかったりしますし、また、それらのローンを全額返済せずとも、それらを残したまま住宅ローンを組むことだって出来たりもします。
もちろん、この場合は年収との兼ね合いも出てくるのですけどね。
それよりも注意すべきは、遅れることなく、また忘れることなく、組んだローンをしっかり払い続けているかどうかです。
それがなにより大切なことです。
たとえ、1000円という小さな金額だったとしてもです。
現在は、誰もが携帯電話を必ず持っていると思いますが、ほとんどの方が、この携帯電話の機種代金を、2年間の分割払いで通話料とともに毎月支払っていることと思います。
そして、この携帯代金だって、引き落としなら忘れないと思いますが、振込みするようにしていることでうっかり支払いを忘れていたりしたら、先程お伝えした個人信用情報期間に、“遅れあり”と記載されることになってしまいます。
結論を申しますと、現在では、ローンを持っていることはごく当たり前であり、銀行側も、これだけで審査に落とすようなことはありません。
ですが、先程お伝えしたように遅れたり滞っていたりするのは絶対によくないので、家が欲しいなと思ったら、全ての支払いにおいて絶対に延滞がないようにしないといけませんし、なにより、事前審査時において、自分が現在どんなローンを組んでいるのかを銀行に対して正直に申告することが大切になってきます。
隠しても、個人信用情報機関に照会したらすべて明るみに出てくるわけですし、そもそも自分がどんなローンを組んでいるのかさえ理解していないとなると、これほど心証値の悪いものはないですからね・・・
ということで、決して、ローンがあるだけで住宅ローンに落ちるわけでもないし、かといって、ローンがある場合、どこの銀行でも審査が通るわけでもないので、その点もしっかりご理解いただき、住宅ローン選びには注意していただければと思います。
それでは・・・。