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ブログ2018/10/30

資金計画から始まる家づくりで工夫すべきポイントとは?

資金計画から始まる家づくりで工夫すべきポイントとは?

家づくりでは、最初に予算を明確にしなければいけないのですが、それはそれで、多くの場合土地探しが難しくなるという現実にぶち当たることになるので、その問題を解決していかないといけません。

おはようございます。
SIMPLE NOTE 岡山南スタジオ 新内です。

簡単な例を挙げて考えてみましょう。

例えば、あなたが家づくりで準備できる自己資金が300万円として、毎月これだったら払えるだろうなーと考えている金額が70,000円だとしたら、あなたの家づくりの総予算は2800万円~2850万円になります。

そして、ここから土地や家以外に必要となってくる費用を差し引くと、土地と家に使うことができる予算が出てきます。

仮に、住宅ローンを借りるときに必要となる経費として120万円、火災保険費用として15万円(10年間)、登記費用として30万円(表示、保存、抵当権設定)、家具・家電費用として50万円、引越しやTVアンテナ工事を含めた雑費として15万円、地盤改良工事として50万円の、合計280万円を予算計上したとしましょう。

すると、土地と家に使うことができる予算は2520万円~2570万円ということになり、この予算の中で、土地を購入し、家の間取りを考えていくようになります。

ですが、ここで2つの注意点があります。
まず1つ目が、土地購入は土地代以外にも様々な経費がかかってくるようになるということ、そしてもう1つが、家の予算の中には、カーテンや庭(外構)の工事の費用も含まれているということ、です。

ですから、土地や家に使える予算は、さらに少なくなってしまうということなのですよね。

では、この予算をさらに分解していってみましょう。
仮に、あなたが希望するエリアの土地の平均相場単価が坪20万円だとします。
となると、50坪の土地を購入すれば、1000万円ということになりますよね?

ですが、先程申し上げた通り1000万円の他にも、経費がかかってくることになるので、これをさらに計上しないといけません。
ここでは、ざっくりと70万円の経費を計上することにしますが、そうなると土地取得費に1070万円がかかってくることになります。

そして、先程の予算からこの費用を差し引くと、家に使える予算は、1450万円~1500万円ということになります。
カーテンや庭(外構)予算も含めてです。

ここで、もしあなたが希望する家が外構やカーテンを除いたとして1800万円かかりそうだとしたら、450万円~500万円もの金額がオーバーしまうことになってしまいます。

ですから、この場合、土地と家それぞれにおいて、価格を落としていく工夫をしていかなければいけません。

●土地の価格を落とす工夫
エリアを変更することができるなら、もう少し価格が安いエリアに変更するという方法がありますが、もしそれが絶対に無理であるならば、単価の安い土地を狙っていくか、あるいは土地の広さを小さくするという方法があります。

しかし、単価を下げていこうとすれば、立地やカタチといった土地の条件に少々難があり、そのせいで売れ残っている土地を狙っていくことになるので、なかなか思い切ることができなくなります。

また、土地を狭くするにしても、更地の土地自体が、そもそも狭そうに見えてしまうがゆえに、なかなか思い切ることができなくなります。

ですが、このように一見あまり良くなさそうに感じてしまう土地も、実際家が建ってみると、けっこう良い土地に化けたりするものです。
これらの問題を解決するために、住宅会社に土地探しに協力をしてもらうことをオススメします。

つまり、土地に合わせてプランを描いてもらうということですね。
そうすれば、意外にカタチが悪い土地でも、十分ゆったりとしていて、明るさや風通しも問題なかったりするのだ、ということが分かるようになりますし、また数字だけ聞くと狭そうに感じてしまう40坪ぐらいの土地でも、実際プランを描いてみると、思っている家にプラスして車も3台止められたりするということが分かったりします。

これだけでは450万円も500万円も落ちないので、家の方にも工夫が必要になってきます。

●家の価格を落とす工夫
家の価格を最も大きく落とすことができる方法は、“面積を小さくすること”です。
材料のグレードや性能を落とすという方法もありますが、これは優先順位としては後の方です。
暮らしやすさや安心感、それからランニングコストのことを考えるならば、できる限り性能の高い良い家にすべきです。

ですから、カットできるであろう不必要なものや無駄がないかを、まずは考えるように下さい。

また、カーテン費用や庭(外構)の工事の費用もカットすることができる費用です。
間取りや窓の作り方に工夫する必要がありますが、この2つの項目で100万円ぐらいカットすることができれば、家そのものへの負担を大きく軽減することができるようになります。

以上のように、土地、家、庭の3つに負担を分散することができれば、コストカットが随分としやすくなります。

これらを考えた上でも、どうしても予算オーバーするというならば、それは少し頑張ってでも住宅ローン借入金を増やし、ローン返済をしていくようにしてください。

しかし、こういった最善の努力なくして大幅に予算オーバーするのは決して賢い家の買い方ではないので、そのような失敗だけはしないように注意していただければと思います。

それでは・・・。

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