ブログ2018/10/12
ご自宅で心地よく暮らしていただくためには、“防犯性“と“プライバシー性”の2つに優れていることが、非常に大切な要素となってきます。
しかし、防犯性とプライバシー性の両方の要素を兼ね備えることはなかなか難しく、実際建てられている家のほとんどが、この2つの要素が全く満たされていなかったりします・・・。
おはようございます。
SIMPLE NOTE 岡山南スタジオ 新内です。
例えば、もしあなたが、南側道路の日当たりの良さそうな土地を購入した場合、住宅会社の多くは、まず玄関を南側に設置するでしょうし、1階の南側には可能な限りたくさん大きな窓をつくってくれることでしょう。
(おそらく、そこはリビングや和室でしょうし、あるいは間取りのつくり方によってはキッチンやダイニングになるでしょう)
また、まるで最初から決まっていたかのように2階にはそれぞれのプライベートルームをつくってくれるでしょうが、それらの部屋も、可能な限り南に面するようにプランしてくれるでしょうし、そこにも大きな窓が設置され、そしてベランダへと出られるようにしてくれるでしょう。
さらに、トイレやお風呂、それから洗面室といった水回りスペースは、ほぼ確実に北に配置されることになります。
そして、それらのスペースには『ここに水回りがあるところですよー』と言わんばかりのサイズや形状の窓が設置されることになります。
洗濯物を干す位置も、あらかた想像できますよね?
キッチンか洗面脱室に設置した勝手口から外に出て、お隣さんとの間のスペースに干すか、周囲から丸見えのベランダに干すかのどちらかになりますよね?
もしかしたら、多少の相違はあるのかもしれませんが、ほとんどの家がこのような間取りプランになっていると思いませんか?
しかし、少し想像してみてください・・
これでは、窓を見るだけで間取り自体が完全にバレバレですし、夜になれば、誰がどこに居るのか一瞬で分かってしまいますよね?
また、洗濯物が丸見えになっていれば、洗濯物を見ただけで家族構成がすっかり分かってしまいますよね。
つまり、お世辞にも防犯性にはあまり配慮された間取りプランではないということが言えますよね?
また、このような間取りプランの場合、プライバシー性も間違いなく低くなってしまいます。
なぜなら、外から丸見えになってしまいますからね。
となると、カーテンとまではいかないにしても、レースカーテンをずっと閉めた状態にはなってしまいますよね?
しかし、たとえレースカーテンをしていたとしても、周囲からの視線は、ある程度しか遮断することは出来ません。(中から外の様子も見えますし、そうなると外から中の様子だって見えているということですもんね?)
そして、お隣さんがお出掛けする時に、窓越しに『こんにちは』なんて小声でささやきながら頭を下げることになってしまいます。
部屋着のままで一日中過ごすことが難しくなってしまい、リラックスして過ごしたいのに心底くつろげないスペースで過ごさざるを得なくなってしまいます。
しかも、カーテンが開けにくい家=窓が開けられない家になるので、一見風通しが良さそうな家だったとしても、実際は風通しの悪い家になってしまいますしね。
ですから、弊社では、防犯性とプライバシー性にもしっかり配慮しながら、間取りプランを考えるようにしています。
もちろん、そうなれば犠牲になりがちだと考えられる室内の明るさもしっかり確保しながらです。(むしろ明るすぎるぐらいになりますが)
そしてその結果、自ずとデザイン性にも優れた住まいが出来上がっていくことになります。
固定概念として、デザイン性の高い家は、暮らしやすさや性能、採光といった機能面を無視したように思われがちですが、実を言うと、真実はそれらとは真逆であり、暮らしやすい住まいづくりに欠かすことが出来ない機能性を追求することにより、デザイン性が自ずと高くなっていくものなんですよね。
もし、あなたがデザインに優れていながらも、機能性に優れていて、かつそんな住まいを現実的な予算で建てたいとお考えであるならば、一度弊社の住まいをご覧いただければと思います。
きっと『なるほど!』とご納得いただけるはずですから!
それでは・・・。