ブログ2018/08/10
家づくりをあなたが望む理想の予算内で成功させるためには、建築費用だけじゃなく、土地購入費用や外構工事費用などの費用をいかに抑えることができるのか?が鍵を握っています。
なぜなら、現実的な返済金額から逆算し予算を導き出した場合、思っているより土地に予算を充てることもできなければ、思っているより家に予算を充てることができないという現実に直面することになるからです。
もしその予算を無視した状態で家づくりを進めてしまった場合、間違いなく建てた後の生活が苦しくなってしまい、我慢や節約の生活を強いられることはもちろん、お金のことでケンカが絶えない、空気の悪い家庭環境になってしまったり、最悪の場合、家を手放さないといけない状況を招いてしまうことになってしまうわけですが、そんなことになってしまっては家を建てた意味が全くなくなってしまうので、弊社では、まずこの現実を受け入れていただいてから、家づくりをしていただくようにしています。
おはようございます。
SIMPLE NOTE Okayama Minami Studio 新内です。
今回は、家そのものの費用を最小限に抑えるための工夫についてお伝えさせていただこうと思います。
家そのものの費用を抑えるためには・・・。
●家をコンパクトにする
すごく単純な方法ですが、これが最も重要になってきます。
ここ最近は、長期優良住宅やゼロエネルギー住宅の基準を満たした家を建てることが当たり前になってきており、その結果、建築コストが数年前比べてもずいぶんと高くなっていることは明らかなので、なおのこと、いかに家をコンパクトにできるのか?が重要になってきているんですよね。
とはいえ、『家をコンパクトにする=我慢しなければいけない』というイメージがあると思うので、いくつか家をコンパクトにした場合に享受できるメリットについてお伝えしたいと思います。
●コストカット
家をコンパクトにすれば建築費用はもちろんのこと、家づくりのトータル予算が減れば、住宅ローンの借入金額が減り、結果、金利による出費をカットすることができるようになります。
また、固定資産税も安くなりますし、家の面積が少ない=体積も少なくなるので、光熱費だってカットすることができるようになります。
ましてやここ最近は、断熱基準が高いのが当たり前なので、その効果がよりいっそう高くなっているのは間違いないでしょう。
●部屋ごとの温度差が出にくい
大きい家だと、たとえ断熱を強化していたとしても体積が大きくなる分、家全体に冷暖房が行き届きにくくなります。
だから、人がいる部屋だけ閉め切って冷暖房しようとします。
そうなると、冬リビングは暖かいけどトイレや洗面、お風呂などは寒い…ということになり、決して快適な生活を送ることはできません。
さらに、部屋によって温度差が出てしまった場合、寒い部屋で結露が起こりやすくなるので、それも大きな家を建てた場合の注意点となります。
その分、家がコンパクトであれば全体に冷暖房が行き届きやすくなり、家中どこにいても快適に過ごすことができますし、部屋ごとの温度差ができにくくなり、結露もよりいっそう起こりにくくなります。
●お掃除するところが少なくなる
家が広かったり部屋が多いと、その分掃除しなければいけないところが多くなり、キレイな状態を維持していくのが大変になってきます。
それに引き換え、使わないような部屋をカットしたり、無駄なスペースをカットすることで家をコンパクトにできれば、掃除をする場所がそれに伴って少なくなり、家事の負担を減らすことができるようになります。
といったところでしょうか?
しかし、これは単純に家の面積を小さくしただけで、享受できるようになるメリットではありません。
単純に家をコンパクトにしてしまった場合、生活が2つの階に分かれてしまう上に、必要なところに必要な部屋や収納がとれなくなってしまい、非常に使い勝手が悪なってしまったり、驚くほど暮らしにくく不満タラタラな家になってしまいます。
ですから、家をコンパクトにする場合においては、“同時に暮らしやすさを向上させながら”ということを考えなければいけません。
そのためには、明るく風通しがよく自然が感じられる住まいでなければいけません。
家がいつもスッキリきれいに保てるぐらい収納が充分にあり、家事の負担が大幅に軽減できるぐらい家事動線に優れている住まいでなければいけません。
狭苦しくなく開放的で、かつ快適に過ごすことができるリビングがある住まいでなければいけません。
周囲の目を気にすることなくリラックスして過ごすことができる住まいでなければいけません。
この広さでこれだけのコトが実現できたんだと胸を張って自慢できるような住まいでなければいけません。
これが、弊社が設計提案において大切にしているアイデアです。
“最小限のつくりとコストで最大限の豊かさを・・・。”
そんな住まいを私たちと一緒に創っていきませんか?
それでは・・・。