ブログ2018/06/05
広い土地にゆったりとした駐車場・・・。
そして花壇や子供たちが遊べるぐらいの広々とした庭がある大きな家・・・。
家を買うと決めたなら、誰もが一度はこのような絵に描いたような家に憧れたのではないでしょうか?
確かに、広い土地が手に入れば、駐車場もゆったりとつくれるでしょうし、花壇や家庭菜園スペースもつくれるでしょう。
また、敷地内でのんびりと子供たちを遊ばせたやれるぐらいゆったりとした庭もつくれるので、子供たちを安全に遊ばせてやることも出来るでしょう。
しかし、地域にもよりますが、それを実現しようと思うとどうしても土地の値段が高くなってしまいます。
つまり、家づくりの予算が大幅に上がってしまうということです。
おはようございます。
SIMPLE NOTE Okayama Minami Studio 新内です。
ですから、予算面から考えてみると、広い土地を買うということは、あまり現実的なことではありません。
しかも、広い土地を買ったとしたら、家もその土地の広さに合わせてか、広くなりがちになってしまいます。
土地と同様に、家だってなるべくなら広くしたいと思うのが、当たり前の感情ですからね。
敷地にゆとりがあれば、あれも欲しいこれも欲しいという要望を、実現しやすくなってしまうので、知らず知らずのうちに家も大きく広くなってしまいます。
さらに、庭の工事に掛かる費用だって土地が広い分高くなってきます。
庭が広くなれば、その分外周の距離が長くなり、そうなれば境界費用やフェンス費用も高くなるし、敷地が広くなれば、敷地の整地費用だって高くなりますからね。
庭の工事というのは、思いのほか手間がかかる工事で、手の込んだ工事をしようと思えば、あなたが想像しているよりも遥かに高い費用がかかってくることになるので、充分に気を付けていただければと思います。
そして、敷地が広くなれば、庭の維持管理も大変になってきます。
土地が広くなれば、それだけ草が生えてくる場所も広くなるので、草抜きだけでもかなり大変な作業になります。
やっぱ、どれだけ庭が広かったとしても、草がボーボーに生え放題だったり、ゴミで散らかっていたのでは、景観的にも非常に悪くなってしまうものですからね。
土地が広いとそれだけ維持管理が大変なことも頭に入れておいてください。
また、税金が高くなるのも見過ごせない部分ですよね。
まず、土地を購入した時だけにかかってくる不動産取得税が高くなります。
この税金は、60坪ぐらいの土地までであれば、控除を受ければ支払った費用が全額返ってくるのですが、それ以上となると、いくらか税金を納めないといけなくなります。
そして、これから毎年支払っていかなくてはいけない固定資産税だって高くなってきます。
この固定資産税は、200㎡(約60坪)の土地までに関しては、その土地の評価額を6分の1にしてくれるのですが、200㎡を超えた部分に関しては3分の1にしかしてくれません。
具体例を挙げるとすると、坪12万円の評価の土地を購入する場合、
50坪で購入するならば、
12万円×50坪÷6×1.4%(固定資産税率)=14,000円の税金となるのですが、
100坪購入するとなると、
((12万円×60坪÷6)+(12万円×40坪÷3))×1.4%=39,200円の税金がかかってくることになります。
ですから、購入費用が高くなるだけじゃなく、家の費用も高くなりやすいし、庭の費用も高くなってしまう、それから維持管理費用だって高くなってしまうということをしっかり覚えておいていただきつつ、土地選びはするようにしていただければと思います。
やはり家づくりは、見栄を張らず無理をせず、現実を見据えながら、身の丈に合った予算の中で最大限に理想を叶えるように行うべきではないでしょうか?
あなたは、どうお考えになりますか?