ブログ2018/05/22
家は大きさを出来る限りコンパクトに抑えることで、価格を抑えられるようになりますが、ただ単純に家を小さくしたのでは、部屋が狭くなったり、収納が少なくなったりとむしろ不便で暮らしにくい家になってしまいます。
ですから、そうならないように、ただ歩くだけの廊下や、使うか使わないか分からない部屋といった無駄になるであろうスペースを省くことで、部屋の広さも収納量もしっかり確保しつつ、家をコンパクトにしていく必要があります。
おはようございます。
SIMPLE NOTE Okayama Minami Studio 新内です。
家をコンパクトにし、コストを浮かすことが出来れば、その分を、より充実した暮らしを送るために費やすことが出来るようになります。
例えば、ダイニングテーブルやチェアー、それからソファーといった暮らしの中心となるリビングを彩るインテリアを妥協なく買うことが出来るようになるかもしれません。
あるいは、境界に設置する障害物が、ブロックではなく、お洒落なウッドフェンスに出来るようになるかもしれません。
あるいは、リビングに大きな吹抜けをつくることが出来るようになるかもしれません。
周りが家に囲まれた密集地では、吹抜けがないと暗い家になりがちですからね。
リビングに吹抜けをつくると、天井がめちゃくちゃ高くなり、それだけでも圧倒的な開放感が生まれます。
それに加えて、吹抜けの2階部分には高窓を設けるようになるので、明るい光がリビングに一日中漏れてきますし、将来的に隣地に家が建ったとしても、光が遮られることがなく、明るさをずっと確保し続けることが出来ます。
また、そんなにしょっちゅう眺めるものではありませんが、ソファーに腰掛けながら透き通るような青空が眺められるのも、なかなか見過ごせない大切なポイントでもあります。
もし密集地で吹抜けがない場合、おそらくこうなります。
南が宅地の場合、南に家が建ってリビングがずっと薄暗くなってしまう…
あるいは、南が道路の場合、日当たりはイイものの人目が気になって、ずっとカーテンを閉めっぱなしになり、明るさは半減、風通しは一日数分だけ…
いずれにせよ、昼間からずっと照明をつけていないと、家の中がなんだか薄暗い…って感じに…
ただ、吹抜けをつくると、どうしても冬に暖房の効きが悪くなりそうなイメージがあると思います。
もちろん、そのイメージは正解で、吹抜けの分お部屋の体積が大きくなりますし、暖かい空気は軽く、冷たい空気は重いので、暖かい空気が2階に逃げてしまいがちになり、そうなれば下にあるリビングが寒くなってしまうことになります。
ですから、断熱と気密を強化しなければいけません。
まず断熱を強化することで、外気の影響を受けにくくなります。
そして、同時に気密も強化することで、室内で暖めた空気を外に逃がしにくくなります。
こうなれば、そもそも家の中が寒くなりにくいですし、また暖めた空気が外に逃げにくいため、暖かい空気が家の中で滞留してくれるようになりますから、暖房費を抑えながら快適なリビングを保てるようになります。
ですから、吹抜けと断熱気密の強化はセットにした方がいいですね。
さらに、せっかく吹抜けをつくるのだったら、スチール製のオープン階段をリビングに設置するっていうのもいいですよね。
オープン階段なら、空間だって広~く感じられるでしょうからね。
とまあ、このように、家をコンパクトにしてコストを抑えることで、その抑えたコストを、より充実した暮らしのために、費やすことが出来るようになります。
家族4人が快適に暮らしていくために必要な広さは、おそらく30坪くらいまでで、充分ではないでしょうか?
間違いなく40坪なんていう広さはいらないと思います。
無駄に広い家を建てることで、無駄な出費をすることだけは、絶対にしないようにしていただければと思います。
たかが10坪(20畳)ですが、10坪違えばおおよそ300万円~400万円くらいは、違ってくるわけですからね。
ぜひ参考にしていただければと思います。
それでは・・・。